なぜお顔だけでなく身体にも鍼が必要なのか?
以前ブログにも書きましたが、
https://ocean-side.okinawa/wp2/wp-admin/post.php?post=1280&action=edit
具体的に身体のどの部分に鍼をするのか?そして鍼をすることでどんなことが身体に起こり、身体にどう作用していくのか?お顔との関係などもう少し詳しくお伝えします😊
それは自律神経を整えるためです。
自律神経とは、
自分の意思とは関係なく刺激や情報に反応して、からだの機能をコントロールする神経です。例えば、
呼吸をする、汗をかく、体温の調節、脈拍の調節、瞳孔の拡大縮小、血液を流す、胃で食べ物を消化する、腸で栄養を吸収する、老廃物や疲労物質を集めて便や尿で排泄するなど、
これらはすべて自律神経のはたらきです。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つがあります。
交感神経は、起きて活動するときに活発になる。
副交感神経は、休憩やリラックするとき、寝るときに活発になる。
例えとして、わたしの1日を挙げてみます。自律神経のイメージをもってご覧下さい。
6:00 起床 歯磨き 洗顔 朝ごはん (トイレ行こ~)副→交
9:00 忘れ物で自宅へ戻り大急ぎで会社へ(焦りで汗が大量に。遅刻しないかドキドキ)交
10:00 呼吸を整えリラックスして仕事スタート(汗も収まり、ドキドキも落ち着いた)副
11:00 患者様の来店 (よし!気合入れてやるぞ!)交
13:00 お昼休憩と昼寝 (お腹すいた~トイレも行っとこ)副
14:00 今日中に提出する資料作成 (早く仕上げなきゃ!集中してパソコンに向かう)交
16:00 患者様の来店 (初めての患者様、少し緊張するな~手が冷えてきた)交
18:00 提出資料作成続き (間に合うかな~汗がタラタラ)交
19:30 資料作成完了 (終わった~安心したらトイレ行きたくなった、お腹もすいた!)副
20:00 晩御飯 お風呂 (お腹いっぱい。お風呂も気持ちい~)副
22:00 Line返信やYouTube、FBなど (意外と集中して見てる)交
23:30 就寝 (目が冴えて眠れないよ~)交
24:00 瞑想 (ようやく眠くなってきた、おやすみ~)副
※()の声や状態は、交感神経や副交感神経が優位になった時の状態を大まかに表現したものです。
このように自律神経は毎日、交感神経と副交感神経の切り替えを繰り返しながら機能しています。
冒頭で、“お顔へ鍼をする前に手足のツボへ鍼をするのは、自律神経を整えていくため“と書きましたが、
手足へ鍼をするのは、鍼が入ったという情報が脳へ伝わり、視床下部や下垂体という自律神経の司令塔を刺激するためです。この刺激が自律神経の調整となり、胃や腸などの内臓器官、ホルモンなどを整えていくことへ繋がっていくのです。
自律神経は常に変化していて、どちらの神経も偏りすぎないようにバランスをとっています。
このバランスがうまく機能しているととても良いのですが、現代人は家事や子育て、仕事など、忙しさやストレスに日々さらされていることが多く、交感神経が高まりやすい環境にあると言われています。私のように、寝る直前までSNSを見る行為や、また考え事や心配事など常に頭の中にあったりして交感神経優位な状態が続くと、睡眠への切り替えがうまくいかないというようなことも起こってきます。交感神経は活動モードにある自律神経なので、その状態が長く続くと、リラックスモード(副交感神経)への切り替えが働きにくくなり、慢性疲労へと移行し身体が緊張して首や肩がこわばりやすくなり、翌朝起きても疲れがとれないということが起こってきます。
こういう状況はお顔にも影響し、お顔の老廃物が流れにくくなります。くすみが出始め、肌に栄養が行き届きにくくなり、ハリがなくなってきたりします。
このような長い道のりがあり、お顔に影響を及ぼしてくるのですね。
そのため、美容鍼で行う身体の鍼、すなわち自律神経の調整はとても大事でお顔ととても深い繋がりがあったのです!
長くなりましたが、とても大事な内容をお伝えすることができました。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
writer: Chisato
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