腸熱こもり症候群

「腸熱こもり症候群」🔥

聞いたことありますか?

読んだままに、腸に熱がこもる症状のことを言いますが、

身体の中に熱が溜まると、水分が上に向かって蒸発し、顔はほてるのに手足や下半身が冷える症状のことで、『図解 世界一やさしい東洋医学』という本の中に出てくる言葉です。

こんな人は「腸熱こもり症候群」かも⁉️

□ 背中、お尻、太ももの裏、手足など末端が冷える

□ いつも眠い

□ 間食が多い、喉が乾く

□ 便秘、下痢を繰り返す

□ 肌荒れ、肩こり、腰痛、むくみがある

□ お酒、コーヒーが好き

□ 甘いもの、果物、辛いものが好き

当てはまる項目はありましたか?

ここ何年かお腹の調子がイマイチな私ですが、

たまたま手に取ったこの東洋医学の本の冒頭にこの内容が書かれておりギョっとした次第です💦

皆さんはいかがだったでしょう?

腸に熱がこもるのはなぜ?

腸熱こもり症候群の引き金となるのが、飲み過ぎや食べ過ぎ、頻繁な間食による小腸の酷使。

オーバーワークになった小腸に熱がこもり、熱によって身体の中の水分が蒸発。肌がカサカサになったりドライアイといった乾燥症状が起こり、熱によって吹き出物や口内炎などの炎症が生じる。頻繁に便秘と下痢を繰り返すことも特徴です。

小腸の役割は胃で消化された食物を伸び縮みしながら少しずつ運び込み、栄養分を取り込むこと。さらには免疫力や自律神経のバランス調節、最近では脳と関わりの深い臓器と言われていますね。

そんな小腸ですが、過食、過飲、さらに間食の回数が多いと小腸が酷使され続け、

腸にますます熱がこもっていきます。すると体内の水分がうまく利用できず、熱でどんどん蒸発してしまうのです。

クロワッサン1023号より

こうして、潤いを必要とする皮膚や目その他の臓器などは乾燥状態になり、水分が蒸気のように上に上がることで顔にほてりを感じます。この状態が続くと、上半身に熱は上がって行くのに下半身や手足には気(熱や血液など体のエネルギーとなるもの)の巡りが末端に行き渡らず、背中、お尻、太もも裏などに冷えの症状が現れるのです。

さらに、熱がこもると体力を消耗するので、空腹感を感じやすくなります。そこで多くの人は間食で甘いものを口にしがちに。甘いものとは砂糖や炭水化物などの糖質。これらは手っ取り早くエネルギーになりますよね。

間食の回数が多くなればますます腸に熱がこもる。その熱を冷まそうとして冷たいものを口にする。するとさらに腸に熱がこもるという悪循環に陥ってしまうのです。

腸熱こもり症は便の状態で見極めることができます。小腸に熱があるということは大腸にも熱がこもっているということ。まず、便の中の水が蒸発して便が硬くなって便秘になります。すると、身体は腸から熱を逃がそうとして下痢の症状を起こします。このときの便の臭いが腸熱のあるなしを判断する目安になります。

熱のこもった室内で食べ物が傷むように、腸熱がこもっていると便の腐敗が進む。このため、下痢をしたときには強烈な臭いがするという。実際、一般的な冷え性の人の便はとくに臭うことはないそう。便秘と下痢を繰り返し、下痢のときの便が臭いという場合は腸熱こもり症候群の可能性があります。

さらに腸熱こもり症候群の患者さんにアンケートをとったところ、次のような傾向があったといいますよ。

間食することが多く、夕食の時間が遅くて量が多い。毎日元気に働き、食欲があって冷たいものをよく飲む。腸熱こもり症候群の人には、こうした食生活の傾向があるようです。

◉お腹の調子がいつも悪い

◉1年中体が冷えている

◉いつも眠い  など…

病院へ行くほどでもないけど、何かしら不調を感じている方。

胃腸を休ませる時間を設けてみることで、不調が改善される可能性があります。

胃腸の休息時間をプラスして、さらにご自身の体を良い状態に高めておきましょう!

参考:

・『図解 世界一やさしい東洋医学』 頼 建守(らい・けんしゅ)

・クロワッサン1023号

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